ボーヤン・ジン「道」♪切なさと愛嬌と
ボーヤンをはじめ、たくさんのスケーターの好きなプログラムについて語りたい!
第1弾はボーヤンの2016〜17シーズンのフリープログラム「道」(ラ・ストラーダ)です。
このシーズンは世界選手権銅メダルを獲得しています。
そしてよく動くのでスクリーンショットがぶれぶれ汗 ボーヤンの愛嬌に免じて許してください。
高橋大輔選手がバンクーバー五輪で銅メダルを獲得した際の使用曲で有名ですね。
爽やかなメインメロディと、にぎやかな部分の組み合わせが楽しい1曲。明るい映画なのかな? と思って原作を調べたら悲しい話でした…………。
ボーヤンのしましま衣装はヒロインのジェルソミーナのイメージですね。全面しましま主張なのはご愛嬌♡
まずなんと言っても冒頭のボーヤンの代名詞こと4Lz。びっくりするような高さと幅で物語の幕開けです。
キレイな旋律に合わせて滑るボーヤン、シニアデビューの時と比べるとスケーティングもよく磨かれています。
ドラムロールに合わせて3Aのコンビネーションジャンプ! ここの音楽とのハマり具合だいすきです!!
そして決めポーズをしたらコレオの始まり♪♪
このコレオ、冗談抜きに世界一可愛いと思います。まず楽しそうにぴょこぴょこ走ってくるところがなんともキュート。
直後の両手をあげての無邪気なジャンプ、ボーヤンの愛嬌たっぷりですね。腕をぱたぱたしながらのジャッジアピールも、サーカス団一行を表してるようで、元気いっぱい!
スピンを挟んだ後もユニークな振り付けが沢山です。
ニコニコとにぎやかな音楽のパートを終え、すぐに頭をかきかき、あれれ? と言った表情に切り替え。
その後のほっぺを押さえた虫歯ポーズ風のマイムも癒やし。お花を渡すシーンのあとにどきどき・・・・・・みたいな感じで胸を押さえてから顔をあおいで去って行くの、ずっと可愛い表情ですごいなー、と思います。
個人的にこのコレオのカメラワークは中国杯の時の方が好きなのでその動画も。
中国杯ではベストがないのでスピンのたびにお腹がぺらり・・・・・・笑
その後もジャンプはきゅるきゅると持ち前の回転軸の細さで決めていくのです。ボーヤンがやると難しいことが難しく見えなくなるくらい、ジャンプの安定感がありますね。
プログラム全体を通して感じたことなのですが、両手を開いて片足で、風を受けるかのようにツーッと気持ちよさそうに滑っているところが多く感じます。
個人的なイメージなのですが、この曲のメインの旋律は黄金色の午後を回想している雰囲気だと思っています。映画の内容をなぞると、もう戻ってこないジェルソミーナとのひとときを振り返るザンパノの心情なんだろうな、と。(映画をちゃんと見ないとですね!)
このバイバーイ! ってするところ、見るたびになんだか寂しくなる泣
ふわっと風を受けて滑るボーヤンが時に雄大に、時に無邪気に、またあるときはちょっぴり切なく見えて。
ローリー先生すごいな・・・・・・。当たり前だけど。
最初から最後までさわやかでキュートでおちゃめなボーヤンが見れて、はやりの言葉で言うと「多幸感」と言った感じです。
まさしくゴールデンアフタヌーンといった雰囲気。もちろん映画の内容に合わせた切なさもしっかりと織り交ぜられています。まだシニア2年目の今と比べるとちょっと幼いボーヤンが滑っているのも今見るとなんだか切なさを増しますね。
とっても大好きなプログラムです。でもこの衣装、気前よくプレゼント企画しちゃったからもう再演しないんだろうなぁ。今の大人になったボーヤンでも見てみたいのに!!
そしてこのシーズンは国別対抗戦があったんですよね♪ 国別は選手達がシーズンの最後にファンに見せてくれる楽しいボーナスステージ、お祭り試合の雰囲気があって大好きです♡♡ 今年の4月も楽しみだーーー!
スパイダーマンと道のギャップで驚いていた私が、翌シーズンのギャップで更に驚かされるのはまた別のお話。
※写真は動画内のスクリーンショットを使用しております。